4月に開校した熊本県内初の夜間中学｢県立ゆうあい中学校｣で21日、フォークダンスが行われ、10代から80代までの生徒たちが一緒にダンスを楽しみました。

ゆうあい中学校がある熊本市中央区の県立湧心館高校の体育館。フォークダンスには、1年生から3年生までの全校生徒と教職員あわせて43人が参加しました。指導したのは日本フォークダンス連盟熊本支部のメンバーです。マイムマイムやオクラホマミキサー、それにルーマニアのフォークダンスを紹介しました。

県立ゆうあい中学校は、幅広い世代の学び直しを目的に4月、熊本県で初めて開校した夜間中学です。｢フォークダンスをするのは53年ぶり｣という生徒から、初めて体験した10代の生徒まで、全員が一緒に音楽に合わせてダンスを楽しみました。

17歳の2年生深瀬拓磨さん。他人と接触することが苦手で、中学時代は不登校だったといいます。ダンスをすると聞いて最初は不安だったそうですが。
■2年生深瀬拓磨さん(17)
「人との距離を広く保ちたくて、ちょっと怖かったんです。フォークダンスも距離が近くて触るのかなと思ってたり。ですけど、触らなくても楽しめるという方法を知ったので、とても良かったなと思いました」
Q入学してひと月あまり、どうですか?
「大変ですけど楽しいです、学校生活が。とても充実していて、楽しいです!」