【事態急転】熊本市川尻地区 「かわしり」なのに道路標識「かわじり」 放送を受け熊本県が…
【8月13日放送より】
熊本市南区の川尻地区にある交差点。
■緒方太郎キャスター
「標識がありました」
■熊本地名研究会 藤野芳太郎さん
「ありましたね。『かわじり』って書いていますね。地名は『かわしり』ですけどね」
熊本地名研究会の藤野さんと一緒に見つけたのは、『かわしり』ではなく、『かわじり』と書かれた信号機の標識でした。
(畑中香保里キャスター)
なぜ「かわじり」と濁るのか、藤野さんでもわからなかったんですよね。
(緒方キャスター)
そこで、標識を管理する南区の土木センターに聞いたのですが…。
(ナレーション)
「標識を作った県に確認しましたが、なぜ『かわじり』と濁っているのかはわかりませんでした」
(畑中キャスター)
「わからんのか~い!」
《*8月13日放送ここまで》
ところが9日、熊本県が驚くべき発表をしました。資料に書かれていたのは、「報道を受け、精査した結果、Kawashiri(かわしり)表記が適格と判断されます」という文言。あの道路標識の読み仮名を『かわしり』に改善するよう、標識を管理する熊本市に依頼したというのです。
どんな議論があったのか10日、熊本県の担当者に聞きました。
■熊本県道路保全課 松尾竜也さん
「現行規定に照らし合わせて内容を精査したんですけど、広く一般的に使われている地図には『かわしり』とありますので、『かわしり』表記に配慮させていただきました」
Q8月13日の放送を見て、確認を進めた?
■熊本県道路保全課 松尾竜也さん
「そうですね、はい」
結局、表記が『かわじり』となった経緯はわからないということでしたが、標識を管理する熊本市は、今年度中に標識のローマ字部分に「Kawashiri」表記のシールを貼って対応するということです。