天草市の延慶寺で、熊本県の天然記念物に指定されている｢兜梅｣が見ごろを迎えています。

兜梅は推定樹齢500年で、高さ約3メートル、枝張り約11メートルあり、細く地を這うように伸びていることから、｢臥龍梅｣とも呼ばれています。

兜梅という名前は1589年、天正の天草合戦において加藤清正と小西行長の連合軍と戦った天草軍の木山弾正の妻、お京の方の兜がこの梅の木にからまり、討ち取られたという言い伝えに由来しています。

延慶寺の永田彰住職によりますと、今年は例年より2週間ほど早く咲き始め、満開は2月初旬と予想しています。花は2月中旬まで楽しめそうだということです。