県内各地で桜が見頃を迎えています。そのひとつ、阿蘇神社から中継です。

■永島由菜アナ
風が吹いて桜吹雪を楽しむことができます。2日に熊本地方気象台は桜の満開を発表しました。阿蘇市の阿蘇神社には30本の桜の木が植えられていて、今満開となっています。

桜の向かい側にそびえたっているのが阿蘇神社のシンボル、楼門です。高さは18メートルで迫力があります。この楼門と桜を一緒に見ることができるのは約8年ぶりなんです。

国の重要文化財の楼門は2016年の熊本地震で倒壊。
地震の半年後から約1年かけて解体作業が行われました。その後再び楼門を組み立て、去年12月に復旧工事が完了。地震を乗り越え、再び地域を見守っています。
スタジオの緒方太郎さん、復活した楼門を見ていかがですか？

■緒方太郎キャスター
熊本地震の直後に倒壊した阿蘇神社の楼門を見たんですけど、そこから地元の人の思いが結集して復活してさらに桜の競演。美しいですね！

■永島由菜アナ
楼門が完成してから本当に多くの人が集まっているということです。この100年で一番観光客が多いのではないかという話もありました。
そして楼門の横では塀を建てる工事も行われています。阿蘇神社全体の工事は今年中に終わるということです。

現在ライトアップが行われています。
火が落ちると幻想的な姿となり、違った姿を見ることができます。
ライトアップは4月7日まで、毎日午後6時から午後10時まで行われています。

午後2時半頃はたくさんの観光客の方、特に外国の方が多くいらっしゃいました。商店街のお土産やさんにお話を伺いますと、最近はTSMC進出の影響で特に台湾の方が多いということです。
毎日ツアーが組まれ、観光バスが3台ほどとまっているということです。

桜の見頃は一週間ほど続くということです。ただ3日から県内は雨予報、桜が持ちこたえてくれることを願います。以上中継でした。