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響く音色は“復興の祈り” 能登と東北 二つの被災地をつなぐ 石川・金沢市で開催

2025年2月26日 19:03
響く音色は“復興の祈り” 能登と東北 二つの被災地をつなぐ 石川・金沢市で開催
東日本大震災の被災地、宮城県松島町の港では毎年、追悼の汽笛が鳴らされます。その音の響きを通して、東北と能登の復興を祈る催しが金沢市で開かれています。

会場に響くのは汽笛の音… 耳を澄ませば風や水など自然の音も聞こえてきます。

この展覧会「祈りの音を聴く」は、東日本大震災の被災地、宮城県松島町の港で鳴らされる追悼の汽笛を、11年間記録した岸建太朗さんらが手掛けたもので、会場には東北と能登を結ぶさまざまな仕掛けがほどこされています。

壊れてしまった珠洲焼の陶器を修復してつくられた「水琴窟」。

能登と東北、2つの被災地の水をあわせることで祈りの音をつくりあげます。

演出 出演・岸 建太朗 さん:
「言葉じゃなく体感していただく。音を聴きながら何かお祈りの気持ちになるだけで非常に意味があることじゃないかと思います」

この展覧会は3月4日まで金沢21世紀美術館で開かれています。

最終更新日:2025年2月26日 19:19
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