物価高騰に新型コロナ5類移行 “クリスマス商戦”にも変化が 「なるべくお客様にお安く提供できればと」
もうすぐクリスマス。準備はお済でしょうか。物価の高騰に新型コロナの5類移行。これらの影響は、クリスマス商戦にも変化をもたらしました。クリスマスと言えば華やかな“クリスマスケーキ”。
しかし、今年は、これまでの物価高の影響もあり、消費者の財布の紐は硬くなりがちにー。その対策として、鳥取市の洋菓子店ではある工夫がー。
パティスリーくじらじま 下石誠 さん
「“早期割引”を導入したり、こちらの工夫で何とか対応できる部分はあるので、なるべくお客様にお安く提供できればと思っています」
取材した店舗では、11月中にケーキを予約した人や先に代金を支払った人に対して、“早割り”として10%オフに。その影響もあり、例年よりも予約数が増えているといいます。また、今年は、販売方法にも変化がー。
パティスリーくじらじま 下石誠 さん
「飾りを別添えにすることで人件費、労力を少なくするとともに、お客様がお家で飾っていただくことでお楽しみいただければ」
飾りが別添えになったクリスマスケーキ。人件費削減と購入者が飾りつけを楽しめる一石二鳥のスタイルが人気を呼んでいました。こうしたなか、クリスマスに欠かせないプレゼントやパーティグッズの販売店でも『早期割』の文字が。
ドン・キホーテ鳥取店 熊澤竜裕店長
「お子様のお菓子だったり、昔からあるお菓子のブーツ需要というところに気合いを入れまして、去年の約3倍ほど入荷・販売しております」
お菓子が詰まったブーツの入荷を去年の3倍にして、11月中旬から15パーセントオフの“早割り”で販売。多くの人が買い求め、早割り商品は、ほぼ売り切れたといいます。新型コロナが5類に移行して初めて迎えるクリスマス。プレゼントのラッピング依頼も増加傾向にあるといいます。
ドン・キホーテ鳥取店 熊澤竜裕店長
「パーティーをされたり、お知り合い同士で会われたり そういう機会なんじゃないかなと思っています」
物価の高騰や新型コロナ5類移行。少しずつコロナ禍前の姿を取り戻していますが、時代に合わせた対策も求められています。