皆生温泉に複合施設がオープン 焼き物や織物製作など体験型観光を目指す 「皆生温泉活性化の一助になれば」 鳥取県米子市
コロナ禍明けやソウル便の復活で本格的に活気が戻りつつある鳥取県米子市の「皆生温泉」。その中心部に12月13日、体験型観光を目指す複合施設「KAIKEテラス」がオープンしました。
こちらは、宿泊施設の跡地を活用していて、地域に伝わる焼き物・法勝寺焼きや弓浜絣の織物などが体験出来る施設でさっそく体験する人の姿も見られました。
体験した人
「楽しかったです。すごくいいと思います。鳥取県の伝統の体験が出来るのは、すごくいいことだと思います」
また、中には、ゴルフのシミュレーション施設や日本海を眺められるオープンテラスのカフェ、さらに高級天ぷら店なども併設。今後、地元の野菜を販売する日曜市なども開催する予定です。
ピアベール 重田紀生会長
「皆生(温泉)を活性化する一助になればと、そういう思いでつくらせていただきました」
この施設は、面積555平方メートルで総事業費は2億円。葬祭業を営む地元企業が手がけました。
ピアベール 重田紀生会長
「業種を越えてみんながとにかく来て、立ち寄っていただき、交流の場にしてもらえればと思っています」
一方、周辺では、米子市が官民あげて2年前から街灯などを整備しているため、夜の街歩きを誘う新名所にもなりそうです。
米子市 伊木隆司市長
「街灯を整備し直して、夜のまち歩きを楽しめるように、雰囲気のいいところで歩けるように我々も努力してきたところです。まち歩きの一つのスポットとし てこの施設が多くの皆さまに愛されることを期待しています」
滞在型の観光を目指すとともに地元住民の憩いの場にもなる「KAIKEテラス」。皆生温泉の魅力向上の大きな力となることが期待されます。