【特集】本州最北端の人気食材 冬の大間で味わう海のマグロと陸のマグロ!?
大間町では町の代名詞とも言える「大間まぐろ」が有名ですが近年、別の「マグロ」も人気を集めています。冬の大間で味わう2つのマグロを紹介します。
★廣瀬絢南アナウンサー
「本州最北端の大間にやってきました 風が冷たくて寒いです きょうはこちらの方に案内していただきます」
★島康子さん「よぐ来たの~!待ってたよ~」
大間町で長年町おこし活動に取り組んできた島康子さんに冬の大間を案内してもらいました。
ほっかむり姿で向かったのはマグロの町を象徴する巨大モニュメント!
★廣瀬絢南アナウンサー「大きいですね!」「何キロですか?」
★島康子さん「440キロだよ」
「一時さ全然、津軽海峡にマグロが入ってこないときがあったの、平成に入って徐々に戻り始めてこいつが!こいつがとれたので『海峡に戻ってきたー!』の喜びがこのモニュメントに」
本州最北端の地の巨大マグロのモニュメントに対面したあとは大間マグロをいただきます。こちらの「魚喰いの大間んぞく」では時期に合わせて厳選した大間マグロを仕入れています。大トロ、中トロ、赤身の3種類をご飯の上に乗せた「3色マグロ丼」が人気です。
ここで島さん、マグロのほかにどうしても紹介したい魚料理が…
こちらは「アゲ魚っ子ボール」。津軽海峡でとれたロウソクホッケなど白身魚のミンチ揚げです。
島さんは魚を食べる機会が少ない子どもたちにも魚を食べてもらい、地元でとれる魚や海のことを知ってもらおうと2年前から海の出前授業などをしています。子どもたちにも食べやすい味付けの「アゲ魚っ子ボール」は活動に賛同する町内の飲食店で提供されています。
★島康子さん
「津軽海峡でいろんな白身の魚もとれているので白身の魚でもなかなか活用されていなかった魚で子どもがおいしいって食べてくれるメニューを作って 海を守っていこうつないでいこうって気持ちを地域に広めたいというので始めました」
大間では食を通して海を守る意識が今後さらに広がっていきそうです。
島さんから大間町で人気のマグロがもう1つあると聞いて向かったのは…
★廣瀬絢南アナウンサー「こちらにもマグロがあると伺ったですが…」
★kaneho 南隼人 代表「こちらが『陸マグロ』になります」
こちらは町が新しい特産品に育てようと取り組む「大間牛」。地元では『陸マグロ』とも呼ばれています。マグロ漁師を父の持つ南隼人さんは高校卒業後、畜産について学び2015年にマグロと畜産を扱う会社を立ち上げました。血統やエサにこだわり広い牧場で育て、去年飼育するおよそ30頭のほとんどが最高等級のA5ランク評価に。ことしは東京のレストランや百貨店から予約が入るなど人気が高まっています。
★kaneho 南隼人 代表
「くどくない肉の甘さが売りです 日本全国に広まって輸出もできればいいかなとは考えています」
この「陸マグロ」が味わえるのが「おおま温泉海峡保養センター」。宿泊もできる温泉施設でこちらの食堂では町で唯一「陸マグロ」の料理を提供しています。
★おおま温泉海峡保養センター 正根聡 支配人
「ロース肉や肩ロース、もも肉、バラ肉などの良い部分を使っています」
いただいたのは「陸マグロ」のすき焼きです。
★おおま温泉海峡保養センター 正根聡 支配人
「年々、知名度も広まってきまして地元の人でもリピーターの人や旅から来るこの辺じゃない人もリピーターで食べに来てくれるお客さんが多いです」
寒さ厳しい大間で味わえる海と陸の2つのマグロ。本州最北端の大間町に食べに来てみてはいかがでしょうか。