県内各地から出来秋のニュースです。
鶴田町では秋晴れの青空のもとで宝石のように輝く特産ブドウ「スチューベン」の収穫が始まりました。

スチューベンの収穫が始まったのは鶴田町鶴泊にある三浦徳行さんの畑です。
秋晴れの青空のもと、三浦さんは色づきの良い房を選んで丁寧にはさみを入れていきました。
アメリカ・ニューヨーク原産のスチューベンは寒さに強く、糖度20度前後と普通のブドウよりも強い甘みが特徴です。
およそ100ヘクタールで栽培している鶴田町は日本一の特産地です。
去年は高温による色づきの遅れなどがありましたが、ことしは大きさも十分で、宝石のように輝く黒ブドウが育っています。

★生産者　三浦徳行さん
「順調じゃないかなと思います　これから今週いっぱいこういう天気が続けばもっとどんどん赤いのも黒くなっていくでしょうから良くなっていくと思います」

スチューベンの収穫は来月下旬ごろまで行われるほか、来月にはシャインマスカットの収穫も始まります。

こちらは黄金色に実った稲穂。
つがる市では瑞穂小学校の5年生22人が、学校近くの田んぼに自分たちで植えたまっしぐらの稲を刈り取りました。
瑞穂小学校では、子どもたちに地元の農業への関心を持ってもらうため、毎年田植えと稲刈り体験を行っています。
保護者や地域の人、農家をしている卒業生なども参加して、全員で協力しながら作業を進めていきました。
子どもたちは鎌を使った昔ながらの手作業で収穫の喜びを味わいました。

★瑞穂小学校の児童
「農家さんは大変だけどみんなのためにお米をとってくれているのがありがたいと思いました」
「みんなで食べるのが楽しみですおいしく食べたいです」

収穫したお米は給食の時間に全校児童で味わうということです。

真っ赤に実ったりんごも収穫期。
この時期はりんご泥棒にも注意です。
弘前市で盗難防止パトロールの出動式が行われ、弘前警察署の成田署長が「愛情込めて作ったりんごを盗むことは絶対に許されない」と呼びかけました。
そして、りんご園で生産者に野積みなどしないよう呼びかけました。
管内では去年4件、12万8,000円相当の盗難被害があったということです。

★弘前警察署　成田志生署長
「まず第一に野積みをしないでいただきたい　不審車両、見慣れない車はナンバーを控えてもらい通報していただければ被害防止につながると思っています」

りんご盗難防止パトロールは主力品種「ふじ」の収穫が終わるまで続けられます。