【特集】息子用に冷凍…「きっと泣くな」ポッポのフード 半世紀愛されたイトーヨーカドー弘前店まもなく閉店 青森県弘前市
今月29日で閉店するイトーヨーカドー弘前店。これまでたくさん人が通ったファストフードショップ「ポッポ」には最後の思い出を心に刻もうと多くの人が訪れています。
イトーヨーカドー弘前店。およそ半世紀にわたって弘前の駅前ににぎわいをもたらしてきました。閉店を目前に今、多くのお客さんの目的は…
★お客さんは
「ポッポにクレープ食べに行きます」
「ポッポ行きました今、注文しているものを取りに来た」
店舗の中にあるファストフードショップ「ポッポ」はたこ焼きやお好み焼きクレープなどたくさんの商品を扱っています。
1976年昭和51年イトーヨーカドー弘前店は駅のすぐ目の前にオープンしました。
近代的でデパートのように何でも揃うとあってイトーヨーカドーには多くの人が訪れ、電車やバスを待つ人なども利用し親しまれてきました。
しかし今月29日での閉店が決まりおよそ半世紀にわたる弘前での歩みに終わりを告げようとしています。
別れを惜しんでポッポで買い物をしてきた人は…
★お客さん
「若い頃から学生時代もよく買って食べたし、いま母が足腰弱くなっちゃたんできょう来られないんですけど母も大好きだったので母の分も買って」「思い出いっぱい、あんこもいっぱい」
こちらのお二人が買ってきたのはクレープ。人気がありすぎて購入するまで3時間待ったそうです。
★お客さんは
「やっぱり最後だから食べ納めしようと思って」
「おいしい」
当時クレープはまだ珍しいころ。
★里村真吾さん
「(子どもの頃)ベンチで休憩所みたいなものがあってそこで買い物を待つ間(親に)座らせられてポッポのクレープを焼くのをずっと眺めていた 手巻き寿司みたいで食べたらどんなんだろうと興味があった(親は)食べるとおなかが膨れて晩ご飯が食べられなくなるから買えないよと」
当時、食べられなかったときの思いもあってポッポに来ると家族でクレープを食べるのだそうです。