はなむけの言葉と共に上野中学校で最後の卒業式 今年度で78年の歴史に幕
別れの春です。宮崎県内では16日と17日、公立中学校の卒業式が行われました。
今年度で閉校する高千穂町の上野中学校では、17日、最後の卒業式が行われました。
卒業式では、3年生13人に卒業証書が手渡されたあと、末原幹大校長が「コミュニケーション力をつける。何事にも挑戦する。後輩との交流を続けていく。3つの心を持ち続けてほしい」とはなむけの言葉を送りました。
このあと、卒業生代表の甲斐大豊さんが「学び舎で作った思い出と絆を忘れずにこれからも頑張っていきます。ここで卒業できたことが何よりもうれしいです」と涙ながらに答辞を述べました。
上野中学校は1947年に開校。
生徒数の減少などでこの春で78年の歴史に幕を下ろします。
在校生は新学期から高千穂中学校に通学します。
(卒業生)
「9年間一緒に過ごした友達や3年間担任をしてくれた先生ときょうでお別れだと思うとすごくさみしい。」
「閉校になるけど、最後の卒業生として卒業できたので、とてもうれしいです。担任の先生のように人に気を利かせることでできてかっこいい人になりたいです」
「卒業できるうれしさもあるがさみしいです。(思い出は)クラスのみんなと何気ない話ができた昼休みです」
「(後輩たちへ)上野中学校は閉校になるけど、これからも上野魂をもって頑張ってほしい」
学校は閉校になりますが、卒業生たちはこの場所で学んだ思い出を胸に新たな一歩を踏み出します。