被害防止に一役 ロマンス詐欺防止へ啓発動画を作成した高校生に警察から感謝状
詐欺被害防止に一役買っています。
SNS型ロマンス詐欺の防止啓発動画を作った高校生YouTuberグループに、警察から感謝状が贈られました。
高岡警察署から感謝状が贈られたのは、宮崎県国富町にある県立本庄高校の生徒10人でつくるYouTuberグループ「Chi−Kis」です。
「Chi−Kis」は、動画の企画・撮影・編集をすべて生徒だけで行い、国富町を中心に地元の魅力を発信しています。
今回「Chi−Kis」は、マッチングアプリを使ったSNS型ロマンス詐欺の手口をストーリー仕立てで紹介。
4カ月かけて動画を作成しYouTubeにアップロードして詐欺防止を呼びかけました。
(Chi−Kisリーダー 岩切大也さん)
「もともと特殊詐欺がどういうものかもあまり理解できてなかったが、警察の話を聞いたり調べていくなかで、とても恐ろしいことだなと実感した」
動画で役を演じたメンバーは…。
(Chi−Kis 佐藤亜純さん)
「出てたね とか 上手だったよ と言われてうれしかった」
「SNSで知らない人と繋がれることが多くなってきているので、簡単に引っかからないように、信じないようにしてほしい」
(高岡警察署 柳田憲一署長)
「彼らのような若い世代が取り組んでくれたこのに意義がある」
「国内のみならず、全世界に発信されて特殊詐欺の未然防止に役立つことを期待している」
警察によりますと去年県内では21件のSNS型ロマンス詐欺が発生、被害総額は2億2884万円にのぼるということです。