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「症状がいつまでも続くときは疑って検査を」血液がんや心筋梗塞の予防について医師が講演 山形市

2024年5月10日 15:10
「症状がいつまでも続くときは疑って検査を」血液がんや心筋梗塞の予防について医師が講演 山形市

山形新聞・山形放送の8大事業のひとつ、県民健康講座が山形市で開かれ、2人の医師が血液がんと心筋梗塞の予防について講演しました。

今年度の県民健康講座は9日が、第1回目です。
はじめに山形大学医学部内科学第三講座の横山寿行教授が『血液がんをもっと知ろう』と題して講演しました。血液の仕組みや役割を説明し、『がん』と診断された部位のうち、『血液がん』は全体の5%ほどで多くはないものの、その症状は、咳や原因不明のあざ、息切れなど、日常的に起きるものが多いことが特徴だと説明しました。

山形大学医学部内科学第三講座・横山寿行教授「決まった症状が無くてなかなか良くならない、いつまでも続くときは疑って検査をする必要がある」

そして、最近は細胞治療をすることで、再発を繰り返していた患者が20年間再発していない症例を紹介しました。
このほか、山形県立保健医療大学の上月正博学長は、心筋梗塞の再発率が高いことに触れ、食事指導や生活指導など心臓リハビリテーションを行うことで改善につながると呼びかけました。
県民健康講座は今年度3回行われる予定で、次回は7月に新庄市で開催されます。

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