自民党総裁に選出された石破氏と、立憲民主党の野田代表が27日夜、日本テレビの「news zero」にそろって出演し、石川県能登地震と豪雨への対応や衆議院解散の時期などについて論戦を行いました。

立憲民主党・野田代表
「きっちりと被災地の状況を踏まえて、補正予算を組んで、そして予算を1日も早く成立させる。これが私はあるべき姿だと」

自民党・石破新総裁
「即効性があるのは予備費なんですよ。予備費の使い方は執行も含めてきちんと迅速・的確に使われるように、そこは政府として強い姿勢で臨んでまいります」

立憲民主党・野田代表
「解散を早くやるために予備費で対応するというならばそれは私は違うだろうというふうに思います」

自民党・石破新総裁
「党首討論って名前にはなってますが、あれ基本的に委員会なのでね、野党の党首が質問し内閣総理大臣が答弁するという形ですから、予算委員会と党首討論って一体的に考えていければなと、政府だけで決められる話ではないので、国会の現場できちんと話し合いをいただく」

また石破氏は衆議院の解散・総選挙について、来月27日に行う可能性があるか問われると「いろんな意見があるが選択肢が消えたとは言えない」と述べました。

さらに石破氏はいわゆる裏金議員を次の選挙で公認するかどうかについては「予断を持って公認しないとは言わない」「私がなぜ公認するのか説明できるようにしなければいけない」と述べました。

これに対して野田氏は「もし自民党が裏金議員を公認するならば野党が候補者を立てて、有権者にペナルティーを与えてもらうチャレンジをしなければいけない」と応じました。