自民党・石破新総裁が会見 衆院解散は“国会論戦後に”、人事は「白紙」
新しく自民党総裁に選ばれた石破新総裁が、記者会見を行いました。衆議院の解散・総選挙については野党と国会での論戦を行った上で踏み切る考えを示しました。
自民党 石破茂新総裁「野党の方々とも論戦をかわした上でご判断をいただきたい。しかしながら、なるべく早く審判をたまわらなくてはならない。その2つをあわせて適切な時期を判断したい」
解散をめぐって自民党内では、新政権の発足後、予算委員会などでの本格的な審議は行わず、一番早い想定だと10月27日投開票の日程で衆議院総選挙を行う案が検討されていました。
石破氏の発言は、解散する前に予算委員会などで本格的な審議を行いたいとの考えを示したもので、実際、予算委員会などを行うと選挙は11月以降になる可能性が高くなります。
石破氏は、また選挙でいわゆる裏金議員を公認するかについては「適切に議論し判断するが、公認にふさわしいという説明責任は果たしていきたい」と述べました。
また、党役員人事などで総裁選で争った高市氏や小泉氏を起用するかを聞かれ「人事は白紙。能力を最大限発揮できる人事を行う」と詳しくは説明しませんでした。