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木原官房副長官が“追加”報告 2016年の“統一教会”関連イベントに出席

2022年9月13日 10:05
木原官房副長官が“追加”報告 2016年の“統一教会”関連イベントに出席

木原官房副長官は、いわゆる統一教会の関連団体が6年前に開いたイベントに参加していたと発表しました。自民党が行った調査にはこの件について回答していませんでした。

木原副長官は、2016年に教団の関連団体が主催したアジアの安全保障に関するパネルディスカッションに参加したことを新たに確認したと公表しました。

12日に外部からの指摘を受け確認したところ、事務所に資料や記録は残っていなかったものの、イベントに同席したパネリストの名前を聞いて「記憶が呼び覚まされた」としています。当時、このイベントが教団の関連団体が主催したものと認識していなかったということです。

木原副長官は13日午前、記者団に対し「党の方針が出ているので、それに従い厳正に対応したい」と述べました。

木原氏は先週、自民党が公表した調査への報告漏れが判明したので自民党に追加の報告を行ったとしています。

自民党の梶山幹事長代行は会見で、調査漏れについて「本人や事務所に記録や記憶がなく、十分に確認ができなかったというケースは起こりうる」との認識を示しました。その上で、「追加報告の事実があればその時点で、報告をしてもらう」と述べました。

また、今後、追加報告された事案を改めて公表するかを問われ「どの程度のものかをみながら方向性を出していきたい」と述べました。

一方、松野官房長官は会見で、木原副長官から12日、外部からの指摘で自民党の調査への報告漏れが判明したことから、「できるだけ早急に対応する」という趣旨の報告を受けたと明らかにしました。さらに、岸田首相に対しても同様の報告があったということです。

松野長官は改めて、「それぞれの政治家としての責任において、適切に説明するべきもの」と述べました。