高齢者ら3回目“2月末までに”全国8割超
総務省と厚生労働省が調査したところ、医療従事者らと高齢者に対する新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種を2月末までに終えられる見通しと回答した市区町村は、全国で8割以上であることが明らかになりました。
総務省と厚労省が都道府県を通じ調べたところ、医療従事者らと高齢者に対する3回目のワクチン接種を、2月末までに終えられる見通しと回答したのは、全国1741の市区町村のうち83.6パーセントに当たる1456市区町村だったということです。
この1456市区町村の高齢者の人口は、全国の高齢者人口の91パーセントを占めるということです。愛知県や京都府など、21府県で全ての市区町村が、2月末までに接種を終了する見込みと回答しています。
一方、北海道、宮城県、秋田県、高知県で、2月末までに終了する見通しと回答した市区町村は、4割台から5割台にとどまっています。
総務省は、「打ち手不足の問題などの課題を解決することで、接種を前倒しできる市区町村を増やしていきたい」と話しています。