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統計書き換え問題 総務省対応を検証へ

2021年12月24日 19:07

国土交通省が統計データを書き換えていた問題で「統計委員会」は24日、タスクフォースを設置し総務省の対応が適切だったか、検証することを決めました。

「統計委員会」は統計にかかる国の第三者機関で、主に数理学や経済学の専門家で構成されています。24日に開かれた審議には金子総務大臣が出席し、「早い段階で気づき改善できなかったのかなど、総務省の対応を含め経緯や原因を徹底的に検証してほしい」と述べました。

統計委員会は、これを受けて、椿広計委員長を含む5人で「対応精査タスクフォース」を設置し、来月中旬までに総務省の対応に問題がなかったか検証することを決めました。

国交省の対応については、検察官出身の弁護士らで構成される国交省の外部委員会による検証結果を待つ方針です。

椿委員長は「公的統計に対する信頼を失い、国民が協力してくれなくなる状況を危惧している。我々は統計の専門機関なので、誰に責任があるか、ではなく、問題の教訓を統計作成プロセス改善に生かしていきたい」と述べました。