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菅財務相が就任会見「大臣は国民の代表」

2010年1月7日 18:17
菅財務相が就任会見「大臣は国民の代表」

 辞任した藤井前財務相の後任として、菅副総理が7日、正式に就任した。菅氏は就任会見で「大臣は役所の代表ではなく、国民がその役所に送り込んだ国民の代表。官僚に協力を求めるが、最終的な判断は私も含めて政務三役で行う」と述べ、政治主導への意気込みを強調した。

 また、予算については、これまで実際に当初の目的通りに使われたかどうかのチェックが不十分だった点を指摘し、国民に向けた情報公開に努めていく考えを示した。

 菅氏の財務相就任について、財務省の官僚からは「官僚嫌いという菅氏が、我々の話を聞いてくれるかどうか」という不安の声が上がる一方で、「ほかの閣僚や政治家とのケンカに負けない政治力には期待できる」との声が聞かれた。

 18日から始まる通常国会では、今年度第2次補正予算案や来年度予算案の成立に向けた野党との論戦が控えており、早速、財務相としての手腕が問われることになる。