衆議院予算委員会で５日、来年度予算案の本格的な審議が始まった。自民党は、政府側が国交省の公共事業の予算配分を事前に民主党の都道府県連に伝えていた問題を厳しく追及している。

　自民党・石破政調会長は、政府側が民主党の都道府県連に配布した予算配分の資料を提出するよう求めたが、政府側がこれを拒否したため、審議は何度も中断した。

　この問題をめぐっては、平野官房長官が４日も予算委員会の理事会などで「政府として問題を精査し、処分も含めて対処する」と陳謝していた。

　自民党は今後もこの問題を追及していくとしている。