自民党・舛添要一前厚労相が１７日、勉強会を立ち上げた。自民党の支持率が伸び悩み、舛添氏への期待も高まる中、今後の政界再編もにらんだ動きとみられる。

　「経済戦略研究会」と名付けられた勉強会には、菅義偉元総務相や鳩山邦夫元総務相、中川秀直元幹事長ら約３０人が出席した。

　出席者からは「舛添さんは、夏の参議院議員選挙の前後に政界再編を目指しているのではないか。見通しや戦略を聞かせてほしい」といった声が相次いだ。

　終了後に舛添氏は「勝負する時はどこかで勝負しないといけない。支持率が全然自民党が上がらないから、それじゃダメなので。内閣支持率が下がっても、党の支持率が変わらなければ、首相の頭が変われば、元通りになりかねない」と述べるなど、あらためて自民党の現状に対する危機感を示した。

　初会合では「民主党の政策では日本経済がダメになる」として、経済の成長戦略に関する提言をまとめることを確認した。