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イランにウラン濃縮活動停止を要求~外相

2010年2月25日 0:39

 岡田外相は24日、イラン・ラリジャニ国会議長と会談し、核開発問題の解決に向けて、速やかにウランの濃縮活動を停止するよう求めた。

 会談で岡田外相は、「イランの核開発問題が、日本との関係をさらに深めていく上での障害になっている」と指摘した上で、核兵器開発に転用されかねないウランの濃縮活動などを停止するよう求め、国連安全保障理事会の決議を履行するよう求めた。

 また、新たな制裁決議に向けた動きが欧米で高まっていることを踏まえて、安保理で決議が採択されれば、日本としてもこれに従わざるを得ないとして残された時間は少ないことを強調した。

 これに対し、ラリジャニ議長は、「決して核兵器を追求しておらず、信頼してほしい。制裁は誰の利益にもならない」と述べるにとどまった。