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イラン核開発問題で「枠組み合意」

2015年4月3日 6:40

 イランの核問題の解決を目指してスイスのローザンヌで行われていた欧米など6か国とイランの協議は2日、イランが今後10年間、核爆弾の原料となるウランの濃縮活動を制限することなどで合意した。

 延長に延長を重ねて続けられていた話し合いは、日本時間3日未明、ようやく、「枠組み」の合意に達した。焦点の一つとなっていたウランの濃縮については、イランが今後10年間にわたって濃縮活動を制限し、1万9000ある遠心分離器を3分の1に減らす。こうした条件を守れば、イランに科されている制裁は解除されるという。

 ケリー国務長官「欧米側とイランは鍵となる数値で合意に達した」

 合意を自画自賛したアメリカのケリー長官だが、濃縮活動の凍結にまでは踏み込めなかった。イランのザリフ外相は、「核開発そのものは認められた」と成果を強調している。

 欧米側とイランは6月までの最終合意を目指すが、双方とも国内に反対派を抱えており、交渉はさらなる難航が予想される。