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原口氏、ツイッターに津波警戒情報書き込む

2010年3月3日 0:30
原口氏、ツイッターに津波警戒情報書き込む

 原口総務相が、インターネット上でユーザー同士が短い文章を投稿しあってコミュニケーションを取る投稿サイト「ツイッター」に、チリの大地震で発生した津波の警戒情報などを約70件書き込んでいた。書き込みをめぐり、危機管理の観点から問題点を指摘する声も上がっているが、原口総務相は2日朝、「自分のとった方法に間違いはない」と強調した。

 原口総務相は、ツイッターに「到着予想時刻より第1波の観測が50分ほど遅れているもよう」「官邸とも連絡。官房長官、中井大臣らも」などと書き込んだ。

 これについて原口総務相は2日、「例えば原発は大丈夫かとか、大変、危機に対する質問がツイッターの中でも飛んでいました。不安は不安を呼んで、それで危機が危機を呼ぶというパニック心理学の立場からすると、私がとった方法は間違いでない」と述べ、ツイッターを使った災害関連情報の発信は問題はないとの考えを示した。

 しかし、ツイッターをめぐって、他人が原口総務相になりすましてウソの情報を発信した場合の危険性を指摘する意見もあり、政府の危機管理の観点からも今後、波紋を広げそうだ。