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菅副総理、夕方に民主党代表選出馬の会見

2010年6月3日 4:02
菅副総理、夕方に民主党代表選出馬の会見

 菅副総理は2日、鳩山首相の辞任を受けて行われる民主党代表選挙への立候補を表明した。3日午前には横路議長、岡田外相らと相次いで会談するほか、夕方には正式に出馬表明会見を行う予定で、支持固めを急ぐ考え。

 菅副総理は「代表選に立候補したいと、そういう決意をお伝えしました。それ(鳩山政権の政策)をしっかりと引き継いで、政治とカネの問題などをきちんとケジメをつけてやっていきたいという趣旨のことを申し上げました」と述べた。

 菅副総理に対しては、横路議長率いるグループが2日夜、支持する方針を確認した。また、枝野行政刷新相も2日夜、「政治とカネの問題を、ここでしっかりとケジメをつけて、リセットをするということをしっかりとやっていただけるのであれば、個人的には、ぜひ菅さんに首相になっていただきたい」と述べ、小沢幹事長と距離を置くことを条件に、支持を表明した。

 一方、代表選の行方を左右する小沢幹事長のグループの中からは、原口総務相を推す声も上がっているが、原口総務相は「今、戦うときじゃありません。私たちが今やるべきことは、自分には見えているつもりです」と述べ、慎重な姿勢を崩していない。

 小沢幹事長をめぐっては、菅副総理が会談を申し入れたが、小沢幹事長はこれを拒否した。その菅副総理も、グループの会合では「小沢グループが誰かを立てたら、政治とカネの話を引き合いに出す」と話すなど、早くもさや当てが始まっている。

 また、2日夜は、前原国交相らのグループも集まったが、結論は出ず、協議を継続することになった。4日の代表選を前に、党内では菅副総理と小沢幹事長の距離感を見極めてから最終判断したいとの考えも広がっている。