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菅首相、街頭演説で消費税増税に理解求める

2010年6月21日 1:41
菅首相、街頭演説で消費税増税に理解求める

 菅首相は20日、横浜市で行った街頭演説で、消費税増税論議の必要性に理解を求めた。

 菅首相は、「福祉をつぶして税金を安くしたままで、国債の発行を減らしてもいいのか。それとも、もっと国債を発行して、財政破たんになってもいいのか。野党の皆さんと大いに議論しようじゃないか」と述べ、超党派での議論を呼びかけるとともに、消費税増税の場合は、食料品の税率を低く抑えるなどの軽減税率を導入することも検討する考えを示した。

 一方、自民党・谷垣総裁は、秋田市で行った街頭演説で「消費税という重荷を背負って参議院議員選挙という川を渡るのは大変だと、ハッと気づいたら菅さんが『谷垣さん、俺もおんぶしてくれ』と言う。冗談じゃないよと思う」と述べた。また、菅首相が「自民党案の税率10%を参考にしたい」と発言したことを「カンニングだ」と厳しく批判した。その上で。参院選では与党の過半数獲得阻止に全力を挙げると訴えた。