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日中首脳、北朝鮮問題などで意見交換

2010年6月28日 2:09
日中首脳、北朝鮮問題などで意見交換

 カナダを訪問している菅首相は日本時間27日夜、中国・胡錦濤国家主席と会談し、北朝鮮問題などについて意見交換した。

 菅首相は、韓国の哨戒艦沈没事件について「北朝鮮の行為は地域の平和と安定への脅威で、許し難い行為だ」とした上で、「国連安全保障理事会で、北朝鮮に明確なメッセージを出したいので、前向きな対応をお願いしたい」と要請した。これに対し、胡主席は「沈没事件は極めて不幸なことだ。各国が大局的な見地から、冷静に対処し、日本とは意思疎通を図り、協力していきたい」と述べた。

 また、菅首相は、北朝鮮の拉致問題について、中国のこれまでの理解と協力に感謝の意を伝えた。