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千葉法相、9月まで閣僚にとどまる考え示す

2010年7月13日 17:30
千葉法相、9月まで閣僚にとどまる考え示す

 参議院議員選挙後、初めての閣議が13日朝に開かれ、菅首相は「内閣で求心力を高めて、改革を進めていこうと決意をしている」と述べ、各閣僚に協力を求めた。また、参院選で落選した千葉法相は9月の内閣改造まで閣僚にとどまる考えを示した。

 閣議の中で菅首相は「責任論が全くないとはいわないが、内閣で一致して求心力を高めて、この国の課題を解決する。改革を進めていこうと決意をしている」と協力を求めた。また、閣議には参院選で落選した千葉法相も出席した。千葉法相は閣議後の会見で、菅首相の意向を受けて、9月の内閣改造まで閣僚にとどまる考えを示した。

 閣議後の閣僚会見では、蓮舫行政刷新相が「執行部が引責することで何が生まれるのかどうか。党内が一致団結すべき時に、私は責任論に時間を費やすべきではないと」と述べるなど、党の結束を訴える声の一方で、北沢防衛相が「これだけ負けると、党の方で何がしかのけじめがないとピリッとしない」と述べるなど、執行部の責任を求める声も出た。

 臨時国会について、民主党執行部は今月30日にも召集する方針だが、会期は1週間程度にとどめる考え。また、予定されている党代表選挙は9月上旬に行うことを検討している。

 こうした中、菅首相は13日午後、鳩山前首相と会談し、選挙結果の分析や今後の国会対応などについて協議した。鳩山前首相は「党として一致結束しないといけないので、できることがあれば協力します」と伝えたことを明らかにした。