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小沢氏と輿石氏に民主党代表代行就任を打診

2010年9月16日 23:41
小沢氏と輿石氏に民主党代表代行就任を打診

 民主党役員人事は、小沢一郎前幹事長と輿石東参院議員会長が打診された代表代行就任を受けるかどうかが焦点。輿石氏は拒否する意向を周辺に示している。また、小沢氏も受けないとの見方が強まっている。小沢氏の側近議員は、代表代行といっても実権はないポストなので、「失礼だし、バカにしている」と反発している。

 また、菅直人首相は幹事長に小沢氏と距離のある岡田克也外相を起用したことに加え、岡田氏の強い希望もあって枝野幸男幹事長を幹事長代理として残す形を取った。この人事をめぐっては、菅首相の側近からでさえ「以前より『脱小沢』色が強まった」との声も上がっており、菅首相の目指す党内融和には黄色信号がともっている。

 また、菅改造内閣の閣僚人事をめぐっては、首相公邸で16日夜、菅首相と仙谷由人官房長官が協議を行った。目玉人事としては、前鳥取県知事・片山善博氏が総務相に内定した。

 菅首相は女性議員を多く起用したい考えで、蓮舫行政刷新相が留任する見通しのほか、民主党代表選挙で菅首相を支持した小宮山洋子議員の入閣が浮上している。

 また、玄葉光一郎政調会長については現在の公務員制度改革・少子化相から国家戦略相への“横滑り”就任が検討されている。