今国会最大の懸案だった今年度補正予算案は２６日午後２時４０分ごろ、参議院予算委員会で採決され、否決された。しかし、憲法の規定により衆議院の議決が優先され、２６日夜に成立する運び。

　補正予算案には、約４兆８０００億円の政府の緊急経済対策が盛り込まれており、政府・与党は今国会での最大の課題に掲げていた。

　２６日午後の参議院予算委員会での採決では、社民党を除く野党側の反対多数で否決された。この後の参議院本会議でも否決されるが、衆議院ではすでに可決されているため、憲法の規定により両院協議会を経て成立する運び。

　また、補正予算案の関連法案も２６日夜に成立する見通し。