×

菅首相、関係閣僚に警戒緩めぬよう指示

2010年11月28日 15:34
菅首相、関係閣僚に警戒緩めぬよう指示

 北朝鮮が韓国・延坪島を砲撃して朝鮮半島の緊張が高まる中、アメリカと韓国の合同軍事演習が28日朝、朝鮮半島西側の黄海で始まったことを受け、菅首相は28日、関係閣僚を首相官邸に呼び、警戒を緩めないでしっかり対応するよう指示した。

 菅首相は、仙谷官房長官、前原外相、北沢防衛相らを首相官邸に呼び、現在、軍事演習が行われている海域の状況や北朝鮮の動向について報告を受けた。この後、北沢防衛相は記者団に対し、北朝鮮の動向について「首相と話している間にもいろいろな情報が入っているが、正確であるかどうかわからない。どういう事態になっても対応できる態勢をしっかり構築する」と述べた。

 防衛省では、28日朝から政務三役や統合幕僚長ら幹部が集まっているほか、情報収集にあたる部員を増やし、24時間態勢で警戒を強めている。