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阿久根市長選 前市長破り、西平氏が初当選

2011年1月17日 0:54
阿久根市長選 前市長破り、西平氏が初当選

 鹿児島・阿久根市の出直し市長選挙は16日、投開票が行われ、前市長のリコール運動を進めた市民団体元役員の新人・西平良将氏(37)が、住民投票で失職した前市長・竹原信一氏(51)を破って初当選した。最終投票率は82.39%だった。

 西平氏「やはり、独善的な市政運営は行ってはいけないということ。法律を守った上での対話、対立ではなく対話(が大事)」

 竹原氏「(阿久根市の)職員組合に負けました。住民の意識・改革が及ばなかった」

 竹原氏は市長時代、議場にマスコミがいるとして議会をボイコットしたり、議会を通さずに市職員のボーナスを大幅削減すると決めたりと強引な手法を繰り返したため、「独善的だ」として市民団体がリコール、住民投票の結果、先月、失職した。16日の落選で、リコールの住民投票に続いて竹原流「改革」が否定された格好となった。

 得票数は、西平氏が8509票、竹原氏は7645票だった。