スペイン・カタルーニャ州で非公式住民投票
スペインのカタルーニャ州の独立の是非を問う非公式の住民投票が9日、行われている。
カタルーニャ州は、スペイン全体の国内総生産の約2割を占めていて、経済的にも豊かで独立の志向が強い地域。投票をめぐっては、独立に反対する中央政府の訴えを受け、憲法裁判所が実施の差し止め命令を出していたが、州政府は、投票を非公式に市民の意見を聞く機会と位置づけ、強行する形で行っている。
結果は10日中に大勢が判明するが、独立に賛成する意見が多数を占めるとみられ、今後、政府との対立が深まることは避けられない見通し。