菅首相は２１日、政府・与党の社会保障改革検討本部を開き、４月までに社会保障制度の改革案を作成することなどを関係閣僚らに指示した。

　菅首相「これから先、３０年、５０年たった時に、あの１１年の時点から持続可能な新しい社会保障制度の改革が進み始めたと、そういうふうに言われるような結果を出すようにご努力をいただきたいと思います」

　会議の中で、菅首相は細川厚労相に対して、社会保障制度の改革案を４月までに作成するよう指示した。これは、社会保障と税の一体改革についての具体案を６月までにまとめることを念頭に、まずはあるべき社会保障の姿を見定めようというもの。

　また、国民に開かれた議論を進めるため、経済界や労働界など有識者も加えた集中検討会議を設置することも決めた。