民主党・小沢元代表の処分をめぐる菅首相と小沢氏の直接会談は、１０日に行われることがわかった。菅首相は、ここで小沢氏に自発的な離党などを促すものとみられる。

　小沢氏の処分問題について、菅首相は８日、小沢氏側に「直接会って話がしたい」と申し入れていた。民主党幹部によると、小沢氏はこの申し入れを受け入れ、１０日に会談が行われることが決まった。この中で、菅首相は小沢氏に対して、政治倫理審査会（政倫審）への出席に応じなかった経緯について説明を求め、強制起訴を受けて、自発的な離党などのけじめを促すものとみられる。一方、小沢氏は自ら議員辞職や離党する考えがないことを伝える見通し。

　会談を踏まえて、岡田幹事長ら執行部は１４日の役員会で「党員資格の停止」などの処分を決定したい考え。