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菅首相の震災対応、民主党議員からも批判

2011年4月25日 16:45
菅首相の震災対応、民主党議員からも批判

 国会は、菅直人首相の退陣論も出る中、民主党議員からも菅首相の東日本大震災対応の体制に批判が出ている。民主党・増子輝彦議員は25日の参議院予算委員会で、「与野党連立もいいが、挙党一致体制で小沢元代表も起用すべきだ」と菅首相に詰め寄った。

 増子議員「挙党一致体制で、有能な人材をどんどん使うことが極めて大事だと思っているが、例えば小沢元代表、これはしっかりと活用するというくらいの首相の度量の深さが、首相の評価を非常に高めるような気がするんですが」

 菅首相「党としてまとまって対応していくという重要性は痛感している。実現するために努力をしたいと思っている」

 菅首相は「党の結束が重要」との認識を示したが、「小沢氏を起用すべき」との指摘には言及を避けた。

 また、菅首相は、警戒区域に設定されている福島第一原子力発電所の半径20キロ以内の住民の一時帰宅について「いっぺんにということにはならないが、連休明けからスタートできると思う」と述べた。

 この後、質問に立った自民党・猪口邦子議員は「放射性物質をまき散らすことを止められない政権には代わってもらわないといけない」と退陣を求めた。