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仙谷氏、菅首相の「脱原発」方針を批判

2011年7月28日 1:08
仙谷氏、菅首相の「脱原発」方針を批判

 仙谷官房副長官は27日、広島市内で行われた民主党最大の支持団体「連合」の会合で講演し、菅首相が「脱原発依存」の社会を実現していくと表明したことを「ある種の拙さだ」などと批判した。

 仙谷氏「一足飛びに自然エネルギーだけで、これを基軸にした対応を作れと言われても、それは容易ならざる話。方向性の問題とどのようにしてこれを実現していくのか。まさに、それが政治政策の問題。まさに、そこが菅政権のある種の拙さであったのかと」

 これは、エネルギー政策の転換を突然表明した菅首相の政治手法に異論を唱えたもの。仙谷氏は、菅首相の早期退陣を求めるなど距離を置いているとされ、こうした姿勢が発言の背景にあるものとみられる。

 また、仙谷氏に先立って挨拶をした連合・古賀会長も「一日一日政治空白が積み上がるような状況は、すぐにでもやめなければならない。菅首相にそういうことを自覚した行動を求めたい」と述べ、菅首相の早期退陣を求めた。