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“大連立”なら首相指名は9月の可能性も

2011年8月14日 15:15
“大連立”なら首相指名は9月の可能性も

 民主党・岡田幹事長は14日、菅首相に代わる民主党の新しい代表が、野党とのいわゆる「大連立」による政権を目指す場合、国会での首相指名選挙は9月にずれ込む可能性もあり得るとの見方を示した。

 岡田幹事長は「最初から首相指名(選挙)の日程まで決めておく必要はない。その(今月末の会期末に間に合わない)時は、9月にもう一度国会を開いて、そこで指名すればいい」と述べた。また、「与野党のねじれ国会の状況を考えると、自民党や公明党との協力が必要なのは間違いなく、最終的に大連立を目指す考え方は当然あっていい」と述べた。その上で、民主党の新しい代表が自民党や公明党との「大連立」による政権を目指す場合、代表選挙の後に与野党協議を行う必要があるため、国会での首相指名選挙は今月中にこだわらず、9月にずれ込む可能性もあり得るとの見方を示した。

 これに関連して、民主党の前原前外相は14日、新政権での野党との協力関係について、「閣内に入っていただくのがベストだと思う」と述べて、期限を区切った形での大連立を模索すべきとの考えを示した。一方で、自らの民主党代表選出馬については「全くの白紙だ」と述べるにとどまった。