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首都直下型地震を想定 政府が総合防災訓練

2011年9月1日 11:05
首都直下型地震を想定 政府が総合防災訓練

 「防災の日」の1日、首相官邸では、政府の総合防災訓練が行われた。

 今年の政府の防災訓練は、午前8時に首都直下型地震が発生した想定で行われた。官邸で指揮を執る閣僚らは、大規模な交通渋滞などで車が使えない想定の下、徒歩で集まった。野田新首相も水色の防災服を着て、大勢のSPらに囲まれながら歩いて官邸入りした。

 閣僚らが集まると、ただちに緊急災害対策本部会議が開かれ、初動体制の確認が行われた後、菅首相が会見を開き、国民への呼びかけを行った。新内閣の発足は2日以降になるため、職務執行内閣として訓練に臨む菅首相にとっては、最後の大きな仕事となった。

 なお、政府調査団として菅首相も参加して埼玉・川口市で行われる予定だった9都県市合同防災訓練は、台風12号の接近で大雨が予想されるため、中止された。