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「防災服すりつけ」経産相謝罪 続投に意欲

2011年9月10日 19:31
「防災服すりつけ」経産相謝罪 続投に意欲

 鉢呂経産相は10日、自身が福島第一原子力発電所を視察後に報道陣に対して防災服をすりつける仕草をした問題に関して、「心からおわび申し上げたい」と謝罪した。

 鉢呂経産相は福島第一原発や周辺地域を視察した8日夜、都内の議員宿舎に戻った際に報道陣に近づいて防災服をすりつけるような仕草をし、「放射能をつけた」との趣旨の発言をしたと報道されている。

 鉢呂経産相は10日午後、報道陣に対して、発言内容に関しては記憶が定かではないとしながらも、防災服をすりつけるような仕草をしたことに関して認めた上で、「大変なご迷惑をおかけし、不信の念を与えたとすれば、心からおわびを申し上げたい。大変申し訳なく思っています」と述べ、謝罪した。その上で、自身の進退に関しては、福島第一原発事故の対応などに「全力で頑張っていきたい」とし、続投に意欲を示した。

 また、鉢呂経産相は9日の閣議後の記者会見で、福島第一原子力発電所の周辺地域を「死の町」と表現したことで、自民党など野党から批判を受け、発言を撤回し、謝罪していた。