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除染土壌仮置き場「今月末まで提示」原発相

2011年10月22日 20:07
除染土壌仮置き場「今月末まで提示」原発相

 細野原発相は22日、福島・いわき市で市長らと除染について意見を交わし、除染で出た土壌の仮置き場について「今月末までに国が具体的に提示する」とあらためて述べた。

 細野原発相はいわき市で、渡辺敬夫市長や福島・広野町の山田基星町長、地元住民らと意見を交わした。この中で、福島第一原子力発電所事故に対する政府の対応の遅さを指摘する声や、国が責任を持って仮置き場を確保するよう求める意見が相次いだ。

 山田町長「皆、あしたからでも除染をやってほしいのに、公募をかけてこれから準備していたら、今年までに間に合うわけがない」

 細野原発相「仮置き場についても、もっと具体的に示さないといけないと思っている。今月末、わずかしか時間はないけど、仮置き場については具体的な在り方を提示する」

 渡辺市長からは、原発事故の一日も早い収束や、国が主体となった除染作業の実施など国への要望書が手渡された。