1月からの“除染土”搬入「極めて困難」
東京電力・福島第一原発の事故に伴う除染で出た土などを、来年1月から中間貯蔵施設に搬入するとの政府の方針について、竹下復興相は7日、実現は困難だとして見直しが必要との認識を示した。
竹下復興相「極めて難しい、極めて困難な状況であると思います。どこかで見直さなければいけないんじゃないかという予感はします」
竹下復興相はこのように述べ、現在の政府の方針である来年1月からの中間貯蔵施設への汚染土の搬入開始について、見直す必要があるとの考えを示した。
中間貯蔵施設の建設をめぐっては、今年8月末に福島県が受け入れを表明したが、地権者との交渉はこれから始まる段階。
一方で、中間貯蔵施設を所管する環境省は、あくまでも政府全体として、1月の搬入開始を目指し、最大限努力していくとしている。