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TPP参加方針 APEC首脳会議で説明へ

2011年11月14日 8:14

 APEC(=アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議が日本時間14日午前、アメリカ・ハワイで始まった。野田首相は、各国の首脳に対し、TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉参加に向け、関係国との協議に入ることを伝える考え。TPPをめぐる日本の方針については、アメリカ・オバマ大統領が「歓迎」の意向を示したが、各国がどう反応するかが焦点。

 オバマ大統領「(APEC域内)約30億人が経済発展、雇用創出をもたらす経済連携の強化を求めている。だから我々はここに集まった」

 今回の会議では、「アジア太平洋地域の経済連携強化」や、経済成長と環境保護を両立させる「グリーン成長」などをテーマに意見交換が行われる。各国は、環境への負荷が低い太陽光パネルなどの関税を15年末までに5%以下まで引き下げることで合意する方向で調整している。

 日本政府はこれまで、ハワイでの個別会談でTPPをめぐる参加に向けた方針を各国に伝えてきたが、野田首相が日本時間14日、APECの全体会議であらためて説明を行う予定。

 会議は日本時間14日、首脳宣言を採択して閉幕することになる。