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松井知事、大阪都構想で自公に協力要請

2011年11月30日 20:26
松井知事、大阪都構想で自公に協力要請

 大阪府知事選挙で当選した松井新知事が30日、自民党や公明党の幹事長らの元を訪れ、「大阪維新の会」が掲げる大阪都構想の実現に向けて協力を要請した。

 自民党・石原幹事長「(知事は)地方自治法の改正等々があった場合には、ひとつ力になってくれと。こちらとしては、党として、一大阪都の話ではなくて、道州制まで見据えた、もう少し広い議論をしますので、そんな中で協力できることがあれば検討させていただきます」

 石原幹事長は会談で、地方自治の在り方について新たに党内に勉強会を作る考えを伝え、大阪市長選挙で当選した大阪維新の会代表で前大阪府知事・橋下徹氏にも、大阪都構想について話をしてもらいたいと要請した。

 一方、公明党・井上幹事長は松井新知事との会談で、大阪都構想について、「具体的な提案があれば、真摯(しんし)に受けとめて、党内でしっかり議論したい。大阪が元気になってもらいたいとの思いは共通だ」と応え、協力に前向きな姿勢を示した。

 この後、松井新知事は首相官邸に藤村官房長官を訪ねたが、藤村長官から大阪都構想についての言及はなかったという。