東京都・猪瀬副知事は１０日、資源エネルギー庁・高原長官と面会し、「東京電力」の電気料金値上げ問題について、値上げの根拠の詳細を示すことなどを求める要望を行った。

　東京電力は、企業などの大口需要家に対して４月から電気料金を値上げすることを明らかにしている。これに対して、首都圏の９つの都県と市を代表して猪瀬副知事が１０日、値上げの根拠となる燃料費の増額分の詳細や経営合理化の具体的内容を示すよう求める要望書を高原長官に手渡した。

　また、要望では、他の電気事業者が電気を送るため東京電力などの送電網を使う際にかかる「託送料」についても、事業者が参入しやすいように見直すよう求めている。