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前田国交相 軽率だが辞任は酷~藤村長官

2012年4月17日 0:18
前田国交相 軽率だが辞任は酷~藤村長官

 前田国交相が公職選挙法で禁止されている事前運動をしていたと指摘されている問題で、藤村官房長官は16日、「大変軽率だ」と苦言を呈したものの、辞める必要はないとの認識を示した。

 藤村長官「自ら何かサインをするという時に、これはどんな文書であれ、中身とか、それがどういう風に出されるとか、そういう確認なしにサインするということ自体が大変軽率だ」

 前田国交相は16日に会見を行い、「確認せず文書に署名したことは軽率であった。思いもよらない使い方をされた」と話している。

 藤村長官はまた、進退について「軽率さだけで辞任といわれるのはちょっと酷ではないか」などと述べ、辞める必要はないとの認識を示した。

 また、民主党・輿石幹事長も会見で、「軽率のそしりは免れない。それ以上でもそれ以下でもない」などと述べ、前田国交相が辞任する必要はないとの考えを示している。