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在日米軍再編見直し、中間報告の概要判明

2012年4月20日 2:57
在日米軍再編見直し、中間報告の概要判明

 30日の日米首脳会談で協議される、在日アメリカ軍再編見直しの中間報告の概要が明らかになった。25日に日米両国の外務・防衛相がそれぞれ同時に発表する予定。

 日米政府関係筋によると、沖縄県に駐留するアメリカ軍海兵隊のうち、海外に移転する人数は約9000人とし、移転先や時期などは秋に向けて継続協議する。焦点となっていたグアム移転に伴う日本側の負担経費は、金額は明記されないものの、06年の日米合意から約3億ドル積み増しをした約31億ドルで大筋合意し、これにテニアン島で日米が共同訓練するための施設の整備費を含める方向で最終調整している。

 沖縄・嘉手納基地より南のアメリカ軍施設の返還については、キャンプ瑞慶覧の一部と牧港補給基地の一部を優先するが、返還時期については明確にしない方針。

 普天間基地(沖縄・宜野湾市)の維持・補修費については、日本は13年度以降、一部負担するとし、金額や内容は、日本側の13年度予算の概算要求に向けて協議するとしている。