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小沢氏、大阪維新の会との連携に前向き

2012年7月8日 11:56

 11日に新党を旗揚げする小沢一郎氏が8日、NHKの番組に出演し、大阪市・橋下市長率いる大阪維新の会との連携について前向きな考えを示す一方で、自民党との連携は否定した。

 小沢氏は、橋下市長について「基本的な考えは一緒ではないか。考えが一緒の方とは力を合わせてやっていきたい」と述べ、大阪維新の会との連携に前向きな考えを示した。一方で、自民党との連携については「我々は自民党政治では駄目だといって国民の支持を得たので、逆戻りはあり得ない」として否定した。

 また、新党旗揚げの時点での人数については、「民主党から離党したいという人も党内にたくさんいる。50名で船出できると思う」と述べた。

 新党の名前については「みんなで11日に決める。『なんとか党』というふうな旧来の発想にとらわれない方がいいと考えている」と述べるにとどまった。

 さらに、終盤国会の対応をめぐり、野田政権を内閣不信任決議案の可決で解散に追い込むのか、という質問に対しては「我々40人50人では、不信任案は出せても可決できないから、そのことありきで進めようとは思わない」と述べた。

 政策面では、原子力エネルギーについて「10年後がいいのか15年後がいいのかわからないが、原子力はやめて、新しいエネルギーに変える方向だと思う」として、脱原発の姿勢を示した。