野田首相は２０日、ロンドンオリンピックの選手団を首相官邸に招き、感謝状を授与した。

　野田首相「近所のおじさん、親戚のおじさんみたいな気持ちで、ハラハラドキドキ応援をしていました。本当に皆さんの一挙手一投足を、国民の皆さんがそれぞれの立場で見て、応援していたと思う」

　首相からの感謝状授与はアテネオリンピック以来２度目で、メダル獲得数が過去最高となったことから決まった。入賞した選手たちには、銀製の写真立てが記念品として贈られた。

　また、７人の金メダリストには野田首相が直筆のメッセージカードを手渡した。レスリング・女子５５キロ級で金メダルを獲得した吉田沙保里選手は「（首相のメッセージは）『約束通り最高の笑顔でした』ですね。メッセージをいただいて、感激しています。夜中起きて見ていただいたみたいで、本当にうれしかったです」と話した。

　野田首相は選手らを笑顔でねぎらい、メダルを持って写真撮影に応じる場面もあった。また、選手同士も競技の垣根を越えて写真を撮影しあうなど、首相官邸は和やかな雰囲気に包まれた。

　サッカー女子日本代表・澤穂希選手「すごい忙しかったですけど、皆さんに応援していただいて、本当に感謝しています。すごくうれしい、楽しい一日でした」