１２日、民主党代表選挙の公開討論会が開かれた。消費税増税法をめぐって党が分裂したことを受け、今後、党をどう立て直していくのかについての発言が相次いだ。

　野田首相「日本再生のために、これ以上、民主党が壊れてはいけない。（代表選を）チーム力を回復する機会にしたいと思う。情理を尽くした説得、必要が当然出てくると思うので、そのことはしっかりやり抜いていきたい」

　赤松元農水相「党の役員一任という形で決めてきた、本当にこういう党の運営や決定の方式に問題はなかったのだろうか。党内民主主義を確立する中で、国民の期待に応えていきたい」

　原口元総務相「ある時から野田さんの心が見えなくなりました。こんな７０人も、七十何人も除名を繰り返したような政党はない。理念を合わせて、そして政策を合わせる。もう少し大きな政策軸を提示することが、離党を止める唯一の手段だ」

　鹿野前農水相「（政治指導者に求められるのは）情ですよ、人間ですから。私の政治経歴の中で、いろいろな形でいろいろな修羅場をかいくぐってきた。そういうものをぜひ生かして、党を一つにまとめていく」

　４人の候補者が争う民主党の代表選挙は、２１日に投開票が行われる。